1 業種
住宅建築
2 事案の概要
ご相談企業様から、2020年4月施行の民法改正に対応するため、自社が使用している請負契約書の書式の見直しをしたいとのことで、顧問弁護士である当方にご相談いただきました。
3 当事務所の対応
当事務所の弁護士がご相談企業様で使用している請負契約書の書式をチェックしたところ、民法改正において従来の瑕疵担保責任が契約不適合責任の制度に変更されたことに伴う修正が必要であることが確認されました。
そこで、当事務所の弁護士は、ご相談企業様で使用している請負契約書の書式をベースに、瑕疵担保責任の条項を契約不適合責任の条項に改めたうえで、各条項間の矛盾・抵触がないように契約書全体を微修正し、ご相談企業様に修正案を提示させていただきました。
そして、ご相談企業様の担当者様の最終確認のうえで、民法改正対応版の新たな請負契約書の書式が、ご相談企業様で2020年4月から使用される運びとなりました。
4 対応のポイント
2020年4月施行の民法改正では、従来の瑕疵担保責任に代わって契約不適合責任の制度に変更されたことにより、請負などの取引契約書の書式に修正を加える必要が生じました。
法令順守・紛争防止などの観点から、顧問弁護士との相談体制を密にしながら、法改正に合わせた実務対応を適時行っていくことが大切です。